田舎から大阪の大学に入学したけれども……

両親の反対を押し切り、和歌山の田舎から大阪の私立大学に入学したものの、すぐに生活費と学費に困り果ててしまいました。もちろん両親に頼ることはできず、最初はコンビニエンスストアや居酒屋でバイトをしていましたが、それでは遊行費まで回りませんでした。しかもそもそもアルバイトの時間に追われ、折角都会で一人暮らしを始めたのにつまらない毎日でした。
色々悩んだ挙句、私はインターネットで「大阪・女性・高額求人」で検索しました。すると風俗の求人がたくさんでてきました。正直、風俗なんて……とは思ったものの、そこには魅力的なワードがあります。

例えば、「週一回勤務OK・時給1万円以上」そんな感じです。
ともかく切羽詰まっていたので、体験入店のあるところに入りました。そこはフェチ専門店で、あまり脱がなくてもいいというところに惹かれました。
それで、店内は私がそれまで勝手に想像していた雰囲気よりとてもクリーンで、お客様も紳士な方が大半でした。それから店の従業員である女の子も私のように大学の学生や専門学校の学生、主婦の人や本業の人もいました。お互いあまり顔を合わせたり会話をすることは少なかったですが、どの人も私がそれまで働いたアルバイト先の人たちよりも優しかったと思います。

さて、後日談になりますが、結局私は4年間その店で働きました。どうにか大学も卒業できましたし、そこそこ名の知れたアパレル関係に就職もできました。
大阪に来て風俗求人に出会わなければ、今の私は存在していなかったと思います。世の中にはあれこれ言う人はいますが、私にとってとても良い体験ができたと自負しています。